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 記述(06.06.02)
木崎湖 松本 上田2泊3日・オフ会とは関係なしの旅

<最終日>
早朝、出発前の事件
予定通り4時前に起床し、荷物を纏めて出発準備に取り掛かる。2泊させていただいた山正旅館ともお別れ、いい思い出ができました。次回来るときも、ぜひ泊まらせていただきたい思いです。昨夜の宴会で今頃就寝中の宿泊客や、従業員の方々を起こさないように静かに部屋を後にする。ここまでは何の問題もなかった、しかし…。昨日の宴会に合わせて、駐車場には詰め込めるだけの車が停車していたことには驚かされたが、まさか玄関を開けたときに同じ状況が広がっているとは考えもせず…。奥に停めたままだった車が出せない不安が広がり、案の定、最後に停められたであろう車によって脱出不可能になってしまっていた。この車がもう少し奥まで突っ込んでくれていれば出せたのに、中途半端な位置に停めるから…。自力ではどうしようもない、これだけはしたくなかったけれど悪いとは思いつつも女将さんを起こしにいく。すごく申し訳ない気持ちで状況を説明すると、ひとりずつ持ち主を聞いて回るしかないということになり、ここからがひと波乱、山正旅館の大騒動に発展する。持ち主がわからないと言うことは、全室にわたり寝ている人をたたき起こしながら聞きまわる訳で、多数がオフ会で遅くまで起きていた人だろうから、夜も空けないうちから起こされて不快に思われること間違いなし…。そんな恐ろしいことを女将さんがやってくれているのだと思うと、心が痛いです。そうこうしているうちに、起こされた人なんかやらが降りてきて、どうにかしてくれようとはするものの、やはりキーがないとどうすることも出来ず、女将さんが該当者を見つけてくれるまで待ち続けるほかなかった。静かに宿を後にするつもりが、こんなにも賑わせてしまうとは被害者でありながらも反省します。数十分が経過して、ようやく持ち主が現れた。オフ会の人とは関係ないらしく、探し出すのに苦労したようです。何とか出発するめども立ち、車の持ち主に礼を言い、女将さんや出てきてくれた人たちに感謝し、30分遅れで山正旅館を後にした。

上田市市営陸上競技場
早朝の陸上競技場 予定時間がずれたため、しばらくはしっているとすっかり夜が明けてしまった。渋滞にさえつかまらなければいいわけで、それほど問題ではなかった。2時間近く走って、ようやく上田市に到着。前回、どしゃ降りの陸上競技場にガッカリさせられていただけに、快晴の下、見る陸上競技場は文句なく素晴らしい。このときを待ち焦がれていました。と、到着早々に場内に犬を連れた人がひとりいる。何故? ここは施錠されていて一般人は入れないようになっているのにどこか抜け道があるのだろうか。この人は朝の散歩にいつも侵入しているとしたら、やめてほしい事実です。何でもそうですが、迷惑となる行為はすべきではないと思うので、侵入するなんてやりませんでした。どこまでが迷惑行為に当たるのか、線引きが難しいですが、個々に気をつけていきたい問題です。30分ほど撮影したら、次は松本に向けて出発です。

松本トンネルからの北アルプス
松本トンネル料金所からの景色 松本に向けてひたすら峠を越えていると、前方に北アルプスの山々がパノラマ状に広がっていた。その美しさたるや、山肌と空の青が溶け込み、雪の白が端から端まで浮かび上がっているかのようです。松本トンネルを過ぎた先に駐車スペースがあったため、早速カメラを取り出してその美しさを焼き付ける。こんなに壮大な景色を眺めながらドライブすれば、きっと気持ちいいのだろう。通りががった人は、ここから同じ景色を眺めていることだろう。この駐車場の上に展望台と書かれているのを発見し、すぐさまそちらに寄り道を決めた。
展望台からの景色 車はどんどん山へと登り、展望台を探す。しかし、一旦通り過ぎてしまったようで引き返すと、ちっちゃな展望台がそこにあった。予想してたのとは違ったけれど、脇に車を止めて北アルプスを一望する。そこには眼下の町並みとモザイク調に配された田んぼの風景も相まって、そうそう見られない絶景が広がっていました。その美しさに酔いしれるとは、今まさにその状態です。松本に行く前に、なんとも素晴らしい贈り物を頂いた気分です。これだからGWの信州はやめられない…。

城山公園展望台
城山公園展望台 北アルプスの歓迎を受けたことで、すっかり気を良くし、松本までの長い道のりもそれほど苦になることもなかった。あがたの森へと行く前に、先に城山公園に行こうと思います。少し迷った前回の記憶をたどり、今回はスムーズに駐車場に入ることに成功。寄り道しながらも予定していた時刻より早く着いた。その勢いで展望台に向かうと、すでに先客がいる模様。少し待っていれば降りてくると思いきや、展望台に上がる人がどんどん出てきた。仕舞いには何とも人口密度の高い展望台に早変わり。諦めて上り、さらに密度が増す。
城山公園の桜 ここからも見事な北アルプスが望めた。なるほど、それで朝から展望台に上る人が多かった訳か。どんよりとしていた前回からは、想像もできなかった景色だ。あがたの森、松本城とこれだけ天気がいいとはっきり見える。いずれは松本城にも寄ってみたいものです。そろそろ旧制松本高校の開館時間が近づいてきたので、城山公園を一周しながら向かうとしましょう。公園の桜はもう散ってしまったようで、満開のときに来れたらきっと見応えがあったに違いありません。ゴミもなく、きれいに整備されているところが素晴らしいです。ゴミは持ち帰りましょう。

あがたの森
旧制松本高校 おねてぃのもう一つの楽しみといえばここでしょう、木崎湖ばかりではありません。去年の夏にはまだ改修工事が終わっていなかったために、教室や講堂が見れずじまいでしたが、やっとやっとのことでこの日を迎えることが出来ました。思う存分、カメラのメモリーに、そして心に焼き付けてきたいと思います。何と素晴らしい門構え、邪魔立てする看板や幕がないことが何てこんなにうれしいことか。ひとり興奮しまくり。まだ入り口が開いてないということは、開館までの時間周辺を撮影して待っていよう。
中庭 講堂周辺や中庭に入り、期待通りのその姿に感極まる。ああ、早く教室や講堂が見たいものだ。撮影を続けていると、裏口に立て看板がある。「本日は休館日」…な、なんでぇ! こんなに楽しみにしてきたのに、祝日を休館日にしてるなんてありえない…。やっと改修工事も終わったというのに、外観しか撮れずに帰るのか、天にも昇る気持ちが一変、地底深く沈み込みました。入れないなら仕方ないと、車に引き返す相方をよそに、まだ心の整理がつかず、外観の撮影を続けていると講堂の電気が点いている。さっきは明るくなかったはずなのに、と思っていると入り口から数人の人が出てきた。何でこの人たちは入れるんだろう、何かのツアー客だろうか…。するとそのまま校舎の中にも入っていった。相方が車から飛び出してきて、後を追いかけて入っていく。
教室 って、おいおい、勝手に入っていいのか許可も貰ってないのについていって問題になったらどうするんだ。入りたい気持ちを抑えつつ、奥まで侵入していく相方に許可を貰ってくれと頼むと、どうやら役員の人に頼んで開けてもらった一般の人たちのようだ。だったらそれに混じって中を見させてもらっても不都合はなさそう。思いがけず、こんな偶然に出くわして幸運である。限られた時間しかないながらも、中に入れるのと入れないのとでは大違い。開けてくださった役員の方には、ありったけの気持ちを込めて礼を言わせていただきました。半ば貸し切り状態で駆け回り、復元された教室を見つけたときの興奮たるやすごかった。おねてぃでは多少のアレンジはなされているというものの、実際の再現された机や黒板は見事な物だった。ここに座って風見先生の授業を今すぐ受けたい! 一度は諦めかけていたからこそ、今こうして目の前に広がる光景に普通ではありえないくらいの感動を味わっている。
講堂 もっともっと、じっくり見て回りたい。でも、そこまで手間を取らせるわけにはいかないし、次は講堂も控えてる。手当たり次第に撮影したら、校舎を後にし、講堂の扉を開け放つ。そこはまさに、おねてぃで言うところの体育館そのものだった。できることなら、しばらく見とれていたい。しかし、時間がないからそうもしてられない。もったいないけれど、この感動を心にじっくり焼き付けるより、デジカメのメモリーに瞬間的に焼き付けることを優先する。テラスに上がる階段を見つけ、ツインズに出てきたシーンを思い起こしながら撮り捲る。こんなに熱中している人間は他にはいない。何か必死です。そして、あっという間に時間は過ぎ去り、講堂の扉には鍵が掛けられました。それを物欲しそうな目で見つめてしまう。本当であれば、あがたの森で昼過ぎまで過ごす予定をしていたけれど、講堂を出たのが11時、短い時間の興奮の連続でした。次回は、もっとじっくり見させてもらいますからね。そういい残し、松本を後にするのでした。

木崎湖の大名行列
休憩中のイヴ 松本からひた走ること、1時間半。だらだらと続く渋滞を越えて、木崎湖に戻ってきました。海ノ口へと向かう途中、一種の仮装行列かと思わせる一団とすれ違いました。何の集団だろうと思う前に、察しはついていました。そう、オフ会参加者らによる木崎湖一周です。色とりどりの鮮やかな…、と言うかコスプレしてるやん。結構理解してくれる人々が多い木崎湖だからこそ、出来ることなんでしょう。…だとしても、さすがにこの集団とすれ違った日にはビビります。まあ、今日は年に一度のお祭りみたいなもんですから、派手に行きましょう。集団とは逆方向のYショップへ向かうと、多くのそれらしい車が止まっている。GW真っ盛りで訪問者も多いようです。出来れば車の止まっていないYショップを撮りたかったのでねばっていると、一気に車がいなくなったのでチャンスとばかり道路を渡って撮影。今日も看板犬の役目を果たしているイヴは、お客さんをお出迎え。でも、この時は散々一団に可愛がられたのか、長椅子の下で休憩中。
素晴らしいイタ車の数々(決してけなしてはいません) その後、一団が遠ざかってから海ノ口へと戻ったり、うろうろしながら遊歩道の坂道の場所に行ったりしていると、対岸からでも桟橋辺りが賑やかな様子が感じ取れた。人が集まって何かしている様子で、おそらく彼らはオフ会の人たちでしょう。一般客にとっては、あれらのコスプレは目を疑うような光景だったはず。恒例の集合写真なども撮っていたんでしょうか。参加はしてなくても、木崎湖が賑やかになりだすとこちらも楽しいもので、この3日間は絶えず変化にとんだ木崎湖を眺められた気がします。

最後に待っていた出会い
今回こうして木崎湖に来たのは、1周年の記念や、単に来たかったか、など単純な理由はありますが、もうひとつ、もし偶然が重なって会うことができれば少し話したい人がいました。その人は、あぷりこっちさん。お互い顔も知らないし会う約束もしていない。こちらが木崎湖に行くとも伝えていない。知っているキーワードは、アウトランダー(黄金)と天祐くん(犬型)のみ。オフ会に参加していると言っても、人数も多くてそう簡単に探し出せるものでもない。それに、それらしい人を見つけたとしても大勢でいるところに出くわしたら、声はかけずにいようと考えていました。楽しそうにやってるときに水を差すのもなんだし。だから、運がよければでよかったんです。でも、今日の昼、ひとつ目のキーワード「アウトランダー(黄金)」を海ノ口そばの路肩に止まっているのを見かけてしまいました。今木崎湖にいてると確信しました。それから追いかける訳でもなく、運よくすれ違えば声をかけみようかと思って、夕方に桟橋から公園周辺を歩いていると、ふたつ目のキーワード「天祐くん(犬型)」らしき犬を連れて歩いている人がいるではないですか!? 犬連れて歩いている人なんてそういないから、きっとあの人があぷりこっちさんなんでしょう。唐突だったので声掛けそびれました…。桟橋方面に歩いていったので、きっとみんなで集まっていることでしょう。しょうがないです、またいつか会えるときが来るかもしれません。そう考えながら、今は静まり返った公園のブランコで夕日を背に受けていました。…しかし、これで終わりませんでした。5時を回り、ゆーぷるそばの駐車場に次から次へと帰ってくる車の列。どうやらここらでオフ会の解散となるようです。出会うことがあるならここが最後かも。でも、それらしい人は現れませんでした。まぁ、それも時の運です、諦めも肝心。寒くなってきたのでトイレに寄ったら別の場所に移動しよう、と扉を開けようとすると中から開いて人が出てきた。…えっ!? あぷりこっちさん!? 何でこんなとこから現れるかなぁ…。友人らしき人と2人だけだったので、急いで追いかけて声をかけました。いきなり声をかけられ、怪訝そうな表情をされてましたが、本人でした! 劇的な(?)出会いにしばし時間を忘れて、友人もほったらかしで話し込んでしまいました。ようやく話に区切りがついたのは、暮れ行く木崎湖の気温の低下に耐えられなくなったときでした。Yショップへ行こうと言うあぷりこっちさんのお誘いに、アウトランダーに初の乗車を許される。トラックに乗り込むように車高が高く、そしてでかい!ごつい!広い! 走っていても振動はないしカーナビは高そうだし、こんな車内なら居心地良さそうです。ほれ込んでる気持ちが少し分かりました。Yショップでは小石のうどんを頂き、思いがけない夕食となりました。他の参加者とも話する機会があり、何より驚いたのは、あぷりこっちさんの顔の広さ。店主の方とも気軽に話ししているし、訪れた他の参加者につかまって話し込んでいる。すごい人だったんだなぁ、と実感しました。これ以上いても迷惑になるだろうから、別れの挨拶をしてその場を去りました。同じ想いをもって集まる仲間というのもいいもんだなぁ。あぷりこっちさんとは、いずれどこかでお会いすることがあるでしょう。伊勢辺りでしょうか…。最後にたいへんいい想い出ができました。

半分の月がのぼる木崎湖にお別れ
半分の月と海ノ口 最後に叶った出会いに、時を忘れそうになって時間は夜7時になっていた。わずかな時間ではあったけれど、有意義な時を過ごせて最後まで楽しい旅となりました。今回は十分に満喫できたこともあり、ETCの割引時間帯を今度こそ活用するために、夜11時に帰路に着くことにしました。それまでの間、車中で睡眠をとり体力を回復させておきます。日が沈んでからの寒さといったら、暖房を入れなければ耐えられないほど。昼間はあんなに暑かったのに、昼夜の寒暖差が激しすぎます。寒さでほとんど眠れず、11時近くまで耐えたという感じです。木崎湖に別れをする前に、最後に海ノ口に寄りたくなったので、誰もいない夜中の静まり返った駅に見入っていました。ぼうっと点った電灯に無言で答える海ノ口。その時、空には僕たちの背中を照らすかのように、半分の月が輝いていた。


Fin
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